長引く不況の中で、業績が伸び悩んでいる年商20億円から60億円の中小企業の多くは、次のステージに上るための、自社の本質的問題点が分からないまま迷走を続けているのが実態です。市場の複雑化と情報化、スピード化によりこれまで勘と経験と一部のスーパーマンで経営してきた属人的経営スタイルが通用しなくなってきたということです。
しかし、多くの中小企業の経営者、特に創業者は個人プレイヤー型が多いために組織プレー、マネジメントの手段としての組織運営についての意識が希薄であるのも事実です。中小企業で、「マネジメントの手段としての組織運営」が構築できている例は極めて稀なのです。
よって、年商20億円から60億円の中小企業の次のステージに上るための本質的問題点は「属人的経営スタイル」からマネジメントが機能する「組織とシステムの戦略的内部体制構築」なのです。
次のステージに上ることは経営者個人の力だけではなく、組織とシステムで経営できる企業へと成長することにより「成長の壁」を破ることによって可能になります。私たちサイエスのコンサルティングスタイルは、このような企業力を内在しクライアント企業自らの力で自己成長、自己変革できる組織づくりを実現することを目的としそれにより多くの成功事例を生み出してきたのです。
社員15名程度を超えた中小企業が必ず取り組まなければならない課題は、自らの力で成長できる力、変革できる力を内在する「マネジメントが機能する組織づくり」です。その課題を達成するために私たちのコンサルティングでは、最初の18か月間でマネジメントが機能する戦略的内部体制を構築することを目標にします。またその環境下での部門経営者の育成にも注力していきます。それは「サイエスの指導から卒業する」ことにつながるからです。
各部門経営者が全社方針に基づき果たすべき目標を立て、実行し、進捗・結果を管理するPDCAサイクルを正しく理解し現場に浸透させることで、驚くほど会社は変貌します。まさに部門経営者の育成は、私たちのコンサルティングの成否を左右する一番の肝なのです。部門経営者が各社員の個別目標にまで落とし込んだ具体的な実践計画をフォローするというマネジメント環境が稼働することで初めて、会社としての仕組みが機能したと言えるのです。
私たちのコンサルティングが最初の効力を実感するのは、部門経営者の意識の変化です。いわば「目覚めた」中堅社員が中心となり、組織力向上のために動き始めたときわれわれの目指す「戦略的内部体制」は鼓動を始めます。構築した仕組みが社内に根付き、その仕組みが更に自発的に発展・展開していくのです。
私たちは「卒業」の時期を最初から設定します。その卒業を前提にクライアントと二人三脚で課題に取り組んでいくことが私たちのコンサルティングの最大の特徴です。卒業までの期間は、18ヶ月。それは、豊富な指導経験と実績がある私たちから見て、自己変革力をつけるために充分な時間と考えています。
企業が変革を意思決定し推進するときに、まず企業の個別の事情を理解し、その企業に合った適切な戦略立案、推進、およびそれに伴う内部体制構築等に対してアドバイスする信頼できるパートナーが必要となります。私たちの存在意義は、まさに企業が変革するための仕組みづくりにおける戦略的改革支援者なのです。
私たちはまず経営者・社員に対するヒアリング、アンケートから正確な現状把握を実施します。そこから導き出された結果から、経営理念、ビジョン、事業戦略を策定するお手伝いをしていきます。心をオープンにした本音の議論を重ねることで、企業の実態を理解し実践事項のチェックを重ねていくのです。
そして18ヶ月後、会社は自らの力で成長し続ける戦略的内部体制を保持した企業に成長します。たとえば、営業部門について言えば、数字を上げるだけの営業から会社のビジョンを念頭に置き、マネジメントされた組織内での戦略的な営業スタイルに変貌します。目指すべき方向性の明確化、価値観の共有、モチベーションの向上、スムーズな事業承継、・・・・。私たちのコンサルティングによって得られる成果は計り知れません。それらは即、売上が倍増するものばかりではありませんが、マネジメントが機能するための仕組みづくり、組織づくりは数年後に業績を継続的に向上させる確かな基盤となります。まさに、サイエスの「魂の入ったしくみ」を導入することで、その仕組みが社長や社員を変えていくのです。
サイエスの理念は、日本を代表する中堅企業を一社でも増やすことです。それは、停滞する日本、そして地域を活性化させる大きな起爆剤へとつながることでしょう。
そのために、私たちは更なる発展を目指す企業の「戦略的改革支援者」であり続けます。